つばを飛ばしながら自分の主張ばかりを始めるマヌケな橋口…。 それを必死になだめるササの背中を見つめるうちに、ものすごい怒りが込み上げてきた。 「…時間がない……時間がないのに……」 バゴォォォンッッッ!!! 「……?!!」 「…な……っ」 私は思わず…職員室の扉を殴ってしまっていた…。 「私は医者の娘だぁっ!!いいから黙って救急車を呼べっ!」