あの日









「私は反対よ」


おばぁちゃまの言う事は正しい。


「……ってのは、保護者の意見。でも…運命の相手の子供を産むのは幸せね♪ってのは女の意見」


おばぁ…ちゃま?



「奈々芽の好きにしなさい☆唯一“沖田総司”の子孫を産んだ女になるわよ♪」


「二番目に抱くのは俺だな♪」


「あらっ私よ♪」


それは産んでも良いって事だよね?



「迷惑かけちゃう…よ?」



「それが家族だよ。差さえあって行くのが家族」


ありがとう。
涙が出て止まらない。


「赤ちゃんの為にも食べないとな?帰ってお粥でも作りますか♪」