ピンポーン




玄関のチャイムを押すと

中から出てきたのは




女の子のような綺麗な顔の造りをした少年


その綺麗な顔が俺を見た途端



ぐにゃり



歪んだ




「・・・・何しにきたの?」



明らかな不快感を示し綺麗な瞳が鋭く光る



「要と御参りに行く約束しているんだ」



そう言って


ソイツのほっぺたをつまみながら玄関に入る



「さわんなよっ!」



俺の手を振り払いヒステリックな声を出す恵だけど



気にせず



「こんにちわー」