他の女の子とは少し違う位置にいたのに 同じように比呂也君の表面だけ見て 同じように憧れていた私 比呂也君に大切に思われる価値なんてこんな私のどこにあるんだろう 本当の比呂也君に 「気づかなくてゴメン・・」 涙ぐむ私に 「謝罪する気持ちがあるのなら・・・もう一度」 「指輪 嵌めてくれない?」 私の左手を握り締める 「・・・・・・」 私は比呂也君を見つめた それって もう一回 やり直そうってコト?