双子フタゴ愛アイ




物騒なコトを呟く比呂也君を見つめていると



「俺が怖い?」



そう聞かれた





私は数秒の沈黙の後


「・・・知らない一面ばかりだから・・少し」


素直に言った



それでも比呂也君の目を見ると



「もっと色々話せばよかったね・・・私達」



そんな言葉が出てきた



「あんなにずっと一緒にいたのに・・・」




比呂也君のお父さんのコトも



私に対する気持ちも



全然分かってなかった