双子ﾌﾀｺﾞ愛ｱｲ

「恋人とかそんなのを超えて要が大切だったから、付き合う事なんてあまり考えてなかった」



「ただ　お前に言い寄るつまんねェ男はずっと排除してたけどな」





比呂也君は思い出したようにクッと笑った





「でも結局、要を傍に置くには形式が必要だから・・・婚約までしようとしたんだけどな・・・」



「邪魔が入った」





「・・・・・・」

黙っている私に更に続ける




「『思わぬ誤算』と言うよりは『やっぱりか・・』だけど・・」




「ホント　アイツ 殺してやりたいくらいだ」