するけど



「大体さぁ・・ ナナちゃんは宝のモノじゃないじゃん」



メグミはますます吹っ掛ける



「だって諦めたんでしょ?もう」





「じゃあ僕にちょーだい♪」




な、何?その軽い口調・・・

ガムちょうだいみたいなー・・



さっきと言ってるコトまるで違うし!



タカラとメグミは硬直状態で睨み合う





「やらねーよ!」






タカラが沈黙を破る




「だったら放っておくなよ!」


メグミがすぐに言い返す



「ナナちゃんかわいそうだろ!!」




その言葉にタカラが私の方を見た



タカラの目は切なさを含んでいる