ドキドキしてる私をタカラはギュッと抱きしめ 「・・ナナ ありがとな」 囁いた (・・・ゴメンね) 私は心の中でタカラに謝った 別々に帰れないコトを両親に伝えて そして 私とタカラは初めて同じベッドで眠った 今までタカラは私の部屋にほとんど入って来なくて いつもドアの前で会話してた こうして2人でベッドにいるのが不思議な感じ 『眠った』とは言ってもホントに寝れる訳ない だってタカラの右手は私に腕枕をしてくれていて 左手は私をすっぽり包んで私の左手を握っていた