「・・・何もしねェから・・」 「ただ、ここで夜が明けるまでの間 オレの傍にいて?」 私は答えに困ってタカラを見ていたケド 「・・・そうしたら また明日からお前のかわいい弟に戻ってやるよ 釈だけどなっ」 タカラの力ない冗談に つい 「・・・うん」 返事を返してしまった 「・・タカラがかわいかったコトはあんまりナイけどね」 そう付け足すと 「有り得ねェ!」 言って、タカラがガバッと抱き着いてきた 「!?」