「幼馴染みだし登下校もよく一緒にしてたしね」



花音がフラペチーノをズーッと飲みながら言う



「付き合ってるって思ってる人も実際多かったと思うよ」



「うん・・でもホントに今までそういう話も雰囲気も全然なかったんだよ」



中学校も高校も比呂也君と同じ所に入った



成長したら幼なじみで年下だしかまってもらえなくなるのかなと思ってたけど、比呂也君はそんな事はなくて学校でも友達の前でも自然に私に優しくしてくれた


だから余計異性として意識されてないんだと・・



「はっきり言うと要の憧れのままで終わる恋だと思ってた」