(だ、だって、仕方なかったのよ〜・・・!)



全身ずぶ濡れで私の歯はガチガチと震えて音を出してて




電車で帰るにも服は透けてるし


乗り換えで時間もかかるし・・・




思い付く限りの言い訳を並べていると



「ナナ」



タカラに呼ばれる




緊張でガチガチに固くなってる私は



ギギィー…・・



と音が出るかと思うくらい不自然に首を捻ってタカラを見る



「湯、出しといたから入れよ風呂」


そう言うタカラの上半身は裸・・・



「う…うん」


タカラを直視出来ない


目が泳ぐ〜…・・