「ナナちゃん 誕生日おめでとう♪」 夏休みに入って朝キッチンに降りた私にキレイに包まれた箱を差し出すメグミ そう 今日は私の17歳の誕生日 「昨日0時に変わってすぐおめでとうメールも送ったケド見た?」 「見たケドさ・・・」 同じ家にいるのに 「ホントは直接言いにいこーと思ったんだケドさ・・・」 メグミは肘をついてこっちを見る 「我慢出来なくなるからやめといた」 ニッコリ な、何を・・・!? イヤ、聞くまい・・ 「・・・・・」 無言で包み紙をガサガサ開く