どのくらい時間が過ぎたのか感覚がなかった
メグミの舌が私のクチビルをぺろっと舐めてゆっくり離れていって
その後もしばらく私はぼうっとしていた
「ナナちゃんは・・・合コンなんて来たらダメだよ」
私を見つめながら呟くメグミの顔が滲(にじ)んでいく
私の目から溢れた涙はスーッと頬を伝って後から後から床に吸い込まれていった
「もう・・・帰れよ」
腕に感じてたメグミの手の温もりが消え
メグミはドアを開けて行ってしまった
私はしばらくそこから動かなかった
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