「じゃあ要のおじいちゃんちょっと危なかったんだ・・・」



「うん、後遺症は今の所ないみたいだけど・・・」



放課後 教室の窓際で 風を浴びながら花音と話していた



「今度の日曜、家族でお見舞い行く事になってんの」


「いーね 要のおじいちゃんきっと喜ぶよ!」



教室にはまだ数人の生徒が残ってる



「それよりこないだの夜、宝君と2人キリだったんでしょー?」



「そう・・雨の日」



生温い風が私を包む



この間からどうも天気がよくない



「台風くるらしいよ?」