落ち着いた色のよそ行きを着てたお母さんは
「あっ要、ちょうどよかった!電話しよーとしてたの」
私を見るなりそう言う
「何かあった?」
その様子だとまたすぐに出掛けるみたいだし
「そうなのよ・・・」
お母さんは私の前で立ち止まり
一端言葉が途切れる
(あ 良くないコトなんだ)
私は気持ちを落ち着けて言葉を待った
「おじいちゃんが倒れちゃったみたいでね・・・今からパパと行ってくるわ」
「おじいちゃんが・・・」
こないだ誕生日をした時は元気そうだったのに・・・!
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