「・・・終わった」



机に突っ伏して燃え尽きていた私



「要 終わったね!」



花音の声が頭の上から降ってきた



今はどれくらい出来たかとかどーでもいい



・・・とにかく終わったんだ!


期末テストが!



「これで後は夏休みを残すのみだねっ」



花音の目がキラリと光った



「花音、カナちゃん!」



はずむような声が私に呼び掛ける



「何?黄緑(キミドリ)」



花音が尋ねると小柄な女の子がふんわりした髪を揺らしながら



「今から私達パフェ食べに行くのっ 一緒に行かない?」