「メグミ」 機嫌よく私の隣を歩くメグミを見上げる 「あのさ・・・今度から嘘ついて誘わなくてもいいよ?」 メグミはさっきのコトが全部なかったかのように 「ん?」 穏やかな目で私を見る 「ちゃんと話してくれたら私はいつだって付き合ってあげるから・・」 (いつだって無条件でメグミの味方になるよ) 私の気持ちは通じたのかわからないケド 「・・・・・」 メグミは一瞬その目を驚いたように見開いて私を見た そしてそっと私の手をつかむと ニッコリ笑って 私達は土曜日の街を歩き出した