ダイスキ、



「泣いた日には
オレがなぐさめてやるから
ひとつずつ
大人に
なっていけばいいよ」


頭をポンポンと
撫でてきた 先輩。

先輩は
ポケットから
彫刻刀を取り出して

ベンチを彫った。