最初は抵抗したけど 男の子の力には びくともしない。 もう半ば諦めかけた 時だった。 ガタンッ そこには目を見開く 崎美君と、 その崎美君の 手から落ちた アイスがあった。 「崎美く…」 「何これ」 今まで聞いたことのない 崎美君の低く冷たい声に 体が震える。