あたしたちの 高校は順調に 勝ち進み、 甲子園出場を 勝ち取った。 そしてあたしも マネージャーの 仕事にだいぶ 慣れてきた。 「じゃあ今日の練習は ここまで! 明日はいよいよ 甲子園初戦だ! 気合い入れてくぞ!」 「おおーっ!!!」 迫力のあるかけ声で この日の練習は終わった。 「これでよし…」 あたしが部室で 日誌をつけ終えて 外に出ると、 どこかから音が 聞こえてきた。 まだ誰か 残ってるのかな…。