この空の下






「何がポジションだよ
大和!!

おめえ幽霊部員の
くせに!」

「茜ちゃん、
気をつけた方が
いいよ~!!

そいつすっげえ
遊び人だから」

「茜、あいつらの
言うことなんて
気にしないで。

これから僕と
お茶でも…」













ベシッ










「くだらねえこと
言ってないで
さっさと帰んぞ」

「おっ!愁やきもちか!?」

「うるせえ」
















崎美君…



一応助けてくれたのかな?














あたしの頬は
自然と緩む。












しかしその時あたしは
気づかなかった。








大和君がジッと
あたしを見ていることに。