この空の下








「あ~おもしろかった!」

「早く行こうぜ。
愁たち待ってる」

「…うん。そうだね」












本当はずっと
このままでいたいよ…。

















そんなあたしの
願いもむなしく、

2人の姿が見えてきた。











「おかえり!」

「ただいまー」










美紅は笑顔で
迎えてくれた。











本当は心が
痛いはずなのに



美紅はえらい…。












「次どこいく!?」







渉太の元気な声に
ハッとする。












「次は絶叫じゃねえのに
すれば?」

「すれば?って
お前人事みてーに…。

ま、とりあえず
まわるか~」

「うん!」