「でも、正直 すっけえ嬉しい。 茜」 「愁っ!!!」 また少し背も伸びて 体格もがっしりとした 別人のような 愁が立っていた。 でも、この声。この顔。 忘れるはずがない。 「愁…っ!」 「ごめんな茜。 泣くな。」 ポンポンとあたしを 抱きしめる腕。 懐かしい… 愁だ。 間違いなくこの人は 愁なんだ。