この空の下





「なに急に…」

「もうどうでもいい?
忘れちゃった?」

「それは…」













どうでもいい?



忘れる?愁を?








あたしは歩き出したい。



早く前に進まなきゃ。







そう思ってた。

















ゆっくりと空を
見上げてみた。














「あたし、は…












忘れられたら…





こんなに苦労しないよ」