この空の下










「茜!」

「愁はっ!?」








一足後から来た
皐月と渉太も
部屋を見て
呆然とする。







「皐月、渉太…っ
愁っ…
アメリカ、に…」








2人に伝えようと
思っても、

後から後から
涙が流れて
うまく話せない。










渉太が歩いてきて
あたしが持っていた
手紙を読んだ。








そしてその時
皐月がゴミ箱に
何かを見つけた。






「茜…これ…」