この空の下










バカ…

愁のバカ!!













「あーかねちゃん」

「!!

絆助…」

「悪いけどちょっと
聞いてしもた。

ちゅーか、
聞こえてしもたわ。
お前の声
でかすぎんねん」

「また結局
別れそうじゃん。

って思った?」

「いーや?
こんくらいのケンカなら
オレのがぎょうさん
しとるっちゅーねん」

「言っとくけど
あたしは愁のこと
本気だから。

これで嫌いに
なったわけじゃ
ないんだからね」

「そいつは残念やな。

悪いこと言わんから
オレにしとけ、

って言いにきたのに」











耳元で囁かれて
寒気がする。










「ま、ええわ。
これからの勝負
さっさと勝って
お前を手に入れたる」





そう言う絆助の瞳は
いつにもなく真剣で、

あたしは逃げるように
スタンド席に戻った。