愁が勝負を 受けたことにも 驚いたけど、 こんなに人が 多いところで、 愁があたしを 抱きしめたことにも びっくりした。 いつもと違う ちょっぴり大胆な愁に、 こんな時なのに あたしの胸は 高まることをやめない。 「じゃあお前ら 修学旅行中やもんな。 場所も自由に行動 できんのいつや?」 「明日だ」 「ほんなら明日 野球ドームきいや。 オレが昔よく 連れてってやったとこや。 茜わかるな?」 「た、多分…」 「ほな明日な!」 絆助は友達に 謝りながら 去っていった。