「セーフ!セーフっ!!」 「わああああっ!!」 「大和ーっ!!」 「やったあああ!!」 大和君、すごい…。 9回裏2アウト 相手に1点リードされてる この状況で、 大和君は累に出た。 いよいよ逆転の 希望が見えてきたのだ。 そこでおもむろに 崎美君がサークルから 立ち上がる。 「…大和が」 「ん? 愁なんか言ってね?」 部員の一人の言葉に、 みんなが崎美君の 方を見る。