病室の廊下を歩いていると、俺の後ろから看護婦が、走り一番奥の部屋に入った。

「…千冬の…!」

看護婦が、急いで入った病室は、千冬が眠っている病室だった。

「千冬!!」

俺は、急いで病室に入った。

病室に入ると、ベッドの回りには看護婦と先生達が、千冬を囲んでいた。

「琉汰!!」

おばちゃんは、体を震わせ泣いていた。

「おばちゃん!千冬…千冬に何かあったのか!?」

「…目を…目を覚ましたのよ!!…」

【!!】

「本当か!?」

俺は、おばちゃんの肩を強く握った。

「…えぇ!千冬に話を掛けてたら、私を呼んだのよ!〃お母さん〃って!!」

「千冬…」

「琉汰!!」

後ろから兄貴に肩を叩かれた。

「兄貴!!千冬が!…」

「あぁ!これから検査をする!」

兄貴は、看護婦と先生の間に割って入った。

おばちゃんと俺は、看護婦に待っているよう、廊下に出された。

〔ガチッ!〕

病室の扉が開き、看護婦がベッドを廊下に出した。

ベッドに横たわる千冬に俺は、声を掛けた。

「千冬!?おい!千冬!!」

俺は、千冬の肩を揺すった。

「揺らさないで下さい!」