はかなき恋のうた~NAGASAKI・軍艦島

俺は真琴のあっけらかんとした表情や話し方に戸惑い
「……」
返す言葉を探していると真琴は



「いいよ、別に気にしないでも…別にそんなに好きでもなかったし、アタシの方からフレばよかったって…それがシャクに触るだけだから」
「でね、ソイツってね、何かっつうと、いっつも偉そうでアタシを見下すようにアタシを呼ぶのも「君」だったんだから」
「信じられる?彼女なんか部下なんか分からなくない、それって。だからマア兄には「君」なんて呼んで欲しくな!い!の!!」



と一気にまくし立てたんだよな。