「だから、俺がずっと側にいて、先輩を守ってあげますよ」

「いっ一番の障害って、キミだと思うんだけど…」

「言いますねぇ。でも否定はしません」

再び微笑む彼。

「でも先輩だって、俺がいたら安心でしょ? 悪いヤツには絶対に近付けさせませんから」

あっ、くらくらする…。

もういろんな意味で、考えられなくなる。

「だから先輩も、俺に夢中になって」

そして逃げられないアタシに、キスする彼。

いきなり唇を奪うなんてヒドイ…。

けれど胸が熱い。