「買い物でも行きますか? そろそろ新しい服、欲しがっていたじゃないですか」

そう言ってニッコリ微笑んでくる。

背中にぞわわ~と鳥肌がたった。

何で知っているの? 少なくても彼には話していないことなのにっ!

「先輩が気になっているお店に行きましょうか? 最近駅前に出来たあのお店に」

何でそんなことまでっ!

しかも昨日、友達と雑誌を見ながら教室で話していたことなのに!

軽くパニックになっていると、彼は再び微笑んだ。

「俺、先輩のことなら何でも知っているんです」

度があるだろうぉ~!