『石田 モモ様』
そう書かれた病室をノックしたら静かにドアが開いた。
中から顔を出したのは翠。
「モモ、寝てんだよね」
「じゃあコレだけ置いてくわ」
「まさかレストランのケーキ!?」
「おぉ、特注」
「ありがと!!こっち来て」
翠が病室の外に俺を連れ出した。
どこに行くのかと思えばすげぇ小さい赤ちゃんがいるガラス張りの部屋の前。
「アレがうちの」
「小さいな…」
翠が指差したベッドに寝てるチビは鼻と口が明らかに翠似。
寝てるからなのか開いてない目はどっち似だ?
翠の目付きになるんだろうか…。
「リトル翠…。カワイイな」
「だろ?やたら小さいくせにデカい声で泣くし。顔の小ささはモモに似てくれてよかった…」
しばらくその不思議な生き物を眺めてた。
たまに動いたり、泣きそうで泣かなかったり…。
ちゃんと生きてる…。
人間ってすげぇ…。
それから翠と自販機がある待ち合い室でコーヒーを飲んだ。
そう書かれた病室をノックしたら静かにドアが開いた。
中から顔を出したのは翠。
「モモ、寝てんだよね」
「じゃあコレだけ置いてくわ」
「まさかレストランのケーキ!?」
「おぉ、特注」
「ありがと!!こっち来て」
翠が病室の外に俺を連れ出した。
どこに行くのかと思えばすげぇ小さい赤ちゃんがいるガラス張りの部屋の前。
「アレがうちの」
「小さいな…」
翠が指差したベッドに寝てるチビは鼻と口が明らかに翠似。
寝てるからなのか開いてない目はどっち似だ?
翠の目付きになるんだろうか…。
「リトル翠…。カワイイな」
「だろ?やたら小さいくせにデカい声で泣くし。顔の小ささはモモに似てくれてよかった…」
しばらくその不思議な生き物を眺めてた。
たまに動いたり、泣きそうで泣かなかったり…。
ちゃんと生きてる…。
人間ってすげぇ…。
それから翠と自販機がある待ち合い室でコーヒーを飲んだ。


