離れたくねぇのに一緒の時間減んじゃん…。



林檎の親にも話しは通すけどさ…。



「それってホテル住まいってこと?」

「そうなるな。掃除はしてくれるけど洗濯はここですればいいし。メシも俺の部屋で作ればいい」

「で、でも…」

「俺はお前と離れたくねぇの…。わかる?目の届かないとこに行かれて、さらに会えないなんて…マジ死ぬよ?」



ウルウルした目に見つめられて抱き着かれた。



マジカワイイ…。



「林檎が嫌ならムリにとは言わない。そこまで縛られたくねぇなら…うん、俺我慢する…」

「あたしも虎君と会えなくなったら死んじゃう…」



ヤバっ…。



もう我慢できない。



「えっ!?な、なんで?」

「ベッドねぇからソファーで我慢して?」

「違くて…なんでこんな状況?」

「カワイすぎんだよ、だからお前が悪い…」

「虎っ…」



ますます林檎を好きになった気がする。



俺なんて醜い独占欲の塊だな…。



でもそんな俺に溺れるお前がいるからもっと縛りたくなる…。



ぜってぇ離してやんね…。