でも帰りは虎君がお迎えに来てくれた。



スカートの下にジャージを履いてバイクに乗る。



あたし専用のメットを被り出発!!



これはあたしだけの特権…。



いくらせがまれても、女は誰も後ろに乗せない。



そんなとこで愛を感じちゃうんだなぁ…。



「ん?お見舞い?」

「そ。アイツの好きなスイカ持参。俺ってめっちゃ気ぃ効く」

「うん、超後輩思い!!」



何回か虎君に連れて来られた光輝君の家。



ケガで療養中の光輝君のお見舞い!!



ひとりだけ離れの小さな部屋に住んでる光輝君。



ドアをノックもしないで開けた虎君は一瞬止まってバタンと閉めた。



「なに!?」

「女がいた…」

「えっ?最近出来たとかって彼女?」

「入っていいと思うか?」



別にいいんじゃない?



きっと今ので光輝君も気づいてると思うし…。



「めちゃくちゃエロい雰囲気になってたんだけど…」

「よし、帰ろう!!」



そんな会話を繰り広げてたらカチャッとドアが開いた。