部屋が暖まってから林檎とふたりで風呂に入ったらもう睡魔が襲う…。



バイトするとこれだからイヤだ…。



疲れて寝たい…。



「クリスマス楽しみだね~」

「そうか?」

「うん!!だってデートだよ?いっぱい遊ぼうね!!」



マジでなんなのお前。



ムカつくくらいカワイイ。



チビ、チビ、チ~ビ!!



「さっさと寝ねぇと襲…」

「お、おやすみっ!!」

「チッ…」

「大好きだよ虎君…」

「やっぱダメ。寝せんのやめる」

「はい!?寝る!!寝るよ!?」

「ダメ。悪いようにはしねぇから従っとけ」

「ん…」



林檎が悪い。



存在するだけで悪い。



お前が俺の欲望を掻き立てるのが悪い。



俺を好きなお前が悪い。



俺がこうなんのは全部林檎のせい。



だからこれからも責任取ってもらうからな。



まぁ、クリスマスはちょっと付き合ってやるよ。



だから今は俺に付き合えよ?



「大……好…きっ…」



うっせぇバカ!!