遠ざかる足音の中
アイツの言葉が
脳内に繰り返される。


『そこから、動くなよ。』

耳元に注がれた言葉は。


私を助けてくれるの?

ジニーを守ってくれるの?

信じていいのだろうか?


鵜呑みにしたい体に
警鐘が鳴り響いていた。