壁に背をあずけ
ズルズルと座り込む。


荒い息を整えながら、
天井を仰いだ。


「!!」

消火設備が視界に入る。

泡消火設備・・・
スプリンクラー・・・


正常作動が

まだ可能だとすれば。


まだ、勝算はある。