一樹は樋口が腹を立てない程度に、 だらだらと支度をして、 食事を摂らずに、ふらふらと樋口の車に乗り込んだ。 一樹は、それを予測していた樋口に、 「これ喰っとけ」 とブロックタイプの栄養調整菓を渡されたが、 彼はパッケージも見ずに、 無造作にワークパンツのポケットに突っ込んだ。 「今だよ」