「当たり前だ。
俺も、どうにか情報を手に入れようと動いたけど、無理だった」
「ふうん、その手段は?」
「週刊誌」
「ばーか」
「馬鹿って言うな」
「いや、普通のCPGではそれが精いっぱいか。
すまんな。私の方が特殊なのだった……」
吟子が、ストローを吸った。
「……じゃあ、そんなに自信満々に言ってるあんたは、どこから情報を手に入れてるって言うんだ」
一樹が苛立ち気味に言うと、吟子は人差し指を立て、こめかみの辺りをとんとん、と叩いた。
「――ここで、受信している」
………………絶句した。
「そう変な顔をするな」
「…………」
「今からちゃんと説明してやるから」
「………ああ、その方が助かる……」
「電波と勘違いされても困るからな」



