「払うと言ったのに」
「このくらい、構わない」
「そうか。では、なるべくリラックスしてるように装え。
今の状況なら私達は、再会を喜びあっているCPG同士に、見えない事も無い」
言われた通り、ロビーにはたくさんのCPGがいた。
ところどころで、作業そっちのけで嬉しそうに談笑している姿も見受けられる。
「……あんたは今から、何を話そうとしている」
一樹は、口に缶を当てたまま言った。
万が一にも、唇を誰かに読まれないように。
「お察しの通り、相当にやばい話さ」
吟子は、パックにストローを挿しながら言った。
「なあ一樹。君は、正直なところ、どこまで知っているんだ?
今の、私達が置かれている状況を……」
「ちょっと待った。
まず、何故あんたが俺にそれを訊くのかが分からない。
そこから説明してくれ」



