カラカラライフリズム

 


成人して、きちんと就職をして、

『完治』すればこの歪な関係は終わる。
 
三人は、そう信じていた。
 
特に豊は、その思いにのみ支配されている状態だった。
 
だから、体に一生残るような傷が増え続ける事にも、

鍛えた覚えが無いのに筋肉が張っている事にも、

目を瞑っていた。


ポケットの中に血の着いたナイフが入っていた時でさえ、

誰にも相談する事無く隠した。