「わ、分かってる……」 一樹は、秀の体をどかし、仰向けにした彼の頬を再びはたいた。 今度は、思い切り。 「起きろ!」 二言三言何かを呟いて、秀はやっと目を覚ました。 秀は、呼吸が荒くなっていた。 頬を、汗が流れる。 そして、しばらく呆けていると、 「夢か……」 と、安心したように大きく息を吐いた。