そういえばこいつ、長距離走の演習中に倒れてそのまま眠って、 後ろを走ってた奴等から、踏まれても起きなかったんだよな……。 その時の、巻き込まれた数人の走者が、 次々とばたばたと転んでいる光景が、蘇ってきた。 最近、そんなどうでもいい記憶が何となく、 懐かしい思い出になりつつある。 自分の変化に、一樹は正直驚いていた。