「おい、秀……」 横を向くと、なんとこの数秒の間に、秀はすやすやと眠っていた。 「……またか」 一樹には、覚えがあった。 秀には、こうした眠り癖があるのだ。 睡眠障害の一種で、ナルコレプシーとかいうらしい。 こうして喋っていようが、活発に運動している時だろうが、 急に眠りの発作が起こる、原因もよく分かっていない病気なのだという。