訊きながら、一樹の頭の中を過去の執行が駆け巡った。 固定されて目隠しをした囚人達。 その額に狙いを定めて、あとは引き金を引くだけで、 どれも似たような事の繰り返しだった。 いちいち彼等の名前も罪状も、覚えてなんかいない。 それを個人として……人格のある一人の人間として、 あまり考えた事は無い。 いや、考えたくなかった。