秀が隣に座った時に、彼の髪から水滴が散った。 一樹が顔をしかめると、秀が気付き、 「……ああ、ごめん。顔に跳ねた? でもこれが、血じゃなくてよかったな。 何分か前は凄かったからさ」 「執行直後か」 「そう。鉄っぽくて生臭くて嫌じゃん。 放っておくと、変に乾いて気持ち悪いしさ」 「俺はそうはならない」