一樹が絶句していると、 秀は着替え終えて、カーテンの中から髪を拭きながら出て来た。 「……そうか。君はいつも晴喜と会っているから、 麻痺しているのかもしれないね。 晴喜は凄い美人だよ。 あれで着飾ってまともに化粧をしたら、 その辺のタレントなんかよりずっといけると思うんだ」 一樹には、何度思い出そうとしても、 睨んだり上の空でどこかを見て呆けてる晴喜しか、 浮かんで来なかった。