一樹は、ごろりと仰向けになると、 読んでいた週刊誌を顔に被せた。 目と頭が疲れた。 どうしてこう、週刊誌には嫌な事ばかりが書いてあるのだろう。 どうでもいい芸能人のゴシップと、どうでもいい閣僚の失言の他は、 全てこの話題だった。 てっきり、テロによる被害が書かれるものだとばかり思っていたら、 それは最初の数日だけで、 それからは例によってこんな文字が並んでいた。