カラカラライフリズム

「え?」


当然ながら怪訝そうに訊き返され、

「俺、あんま昔の事覚えてねぇんだ。
記憶喪失っていうか…
…何となく、今があって、みたいな感じで」

そう素直に答えた。

「大学にも行ってないし」

「じゃあ、お仕事してるんですか…?」

「あぎっ!そ……それは…」

樋口がびっくりしてスプーンを噛み、
力一杯制したが、

「んーと、強いて言えば公務員的な?」